男爵の戯言
恩師の退官パーティー
恩師の退官パーティーに出席し、研究成果や苦労話、さらに、これからも社会貢献していくという話を聞いた。ずっとパワフルで心身ともに若々しさを保ち、未だ現役で情熱をもって物事に取り組む姿勢というのは、尊敬以外の何者でもない。

普段から、恩師がみんなの前で語る話の端々には、誤解を恐れずに少し強めの言葉を使わせてもらえば、「女だからってなめんなよ。」という、いつも負けん気あふれる言葉が並んでいた。でもそれは、男性社会の中で、男性のように振る舞うことで男性と対等でいようというものではなく、いつもお洒落で女性らしいファッションに身を包み、女性ならではの視点で、女性としての感覚を大切にしながら、男性教授以上の成果を出そうという姿勢だったと、私自身は感じている。(恩師からそれは違うと言われそうだが。苦笑)

最近、話題の書籍「GRIT」を読んだ。大きな業績を残す人には、共通して「情熱」と「粘り強さ」が強い、つまり、「GRIT = やり抜く力」が強いという内容だ。恩師の退官パーティーでの話を聞いて、まさにこの「GRIT」が強い人なんだなと思った。いろんな逆風が何度かありながらも、それを乗り越えて成果を積み重ね、メインの研究内容を少しずつ変化させつつも、研究に対する情熱を継続させてきた。そして退官後も女性研究者のための活動をされるという教授の姿勢には、何度も言うが心服する。

私は恩師の研究室に入って本当に良かったと改めて思った。それは、同じ研究室を出た仲間のほとんどが言うことだが、研究室時代の教授の厳しい指導のおかげで今があると。自分もその例外ではなく、追い詰められた時にも投げ出さず、粘り強く少しずつでも物事を進めていくことができているのは、この教授の下で研究をしたからだと思う。恩師には十分に健康に留意して頂き、これからも情熱を絶やすことなく輝き続け、ずっと我々の尊敬の師であり続けて欲しいと願っている。
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2年ぶりの海外
帰任から2年が経ち、プライベートでも海外旅行はしていない中、久しぶりの海外出張でロスに来ています。久々に英語でしゃべるので、多少緊張していましたが、機内、入国、ホテル、レストランと特に普通に過ごせており、やっぱ海外赴任したことで多少肝が据わったかなと思っております。明日から仕事でデモンストレーションをしたりディスカッションをしたりする予定なのですが、そちらの方は未知の領域でもあり、もっと緊張感が高まりそうです。

で、今回のフライトで同行者の K 藤さんは大学の後輩なのにもかかわらず(関係ないか)、何故かビジネスにグレードアップ。チェックインカウンターで通路側が空いたから変えてもらったくらいで喜んでいた俺って一体。。。しかも、その通路側の席は、トイレの隣で人通りが多くて水の流れる音がうるさく、前に折りたたまれているトレーが半分壊れかけていて、トレーが水平にならず食事もかなり気を付けなければこぼれてしまうという有様。なかなか運をためているではありませんか、俺。

そんなこんなとありますが、この出張が終わった時に何か自分の中で変化があったらいいななんて、他人事のように思っている男爵なのでした。
喋るということ
帰国してTOEICを受けて結果が戻ってきた。前回から120点アップし、一応昇進に必要な点数はクリアしたようだ。何が一番うれしいかというと、前回受けた時からTOEIC対策として勉強した時間はゼロであるということ。昇進に必要だからTOEIC対策をするという英語勉強は絶対にやりたくなかったので、海外赴任サマサマである。ただ、だからって英語のコミュニケーションに問題がないかと言われると、、、。元々英語が得意ではない上に、1年ちょっとの海外経験では、、、まだまだ精進が必要である。ただ、逆のことも言える。TOEICで大した点数を取れなくても海外で十分に仕事はできる。それはこの僕が証明して見せた。ちょっとカッコよく書きすぎたか

そしてUKに行って一番思ったことは、言語に関わらず相手と喋ることが重要だということ。日本人は高コンテクスト文化で、あまり喋らなくても意思疎通ができることが多いが、欧米人は低コンテクスト文化で、とにかく喋らないと意思疎通できない。僕は初対面の人とはそんなに喋るほうではなく、初対面ではない人たちであっても、人数が多いとあまり喋らず聞き役に回るタイプである。この性格だと言語習得の速度は他の人と比べて遅いだろうし、今の社会では損をすることも多い気がする。だからとにかく言語に関わらずなるべく喋ろう、声を出そう、そう思った。

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2011年を振り返る
今年も終わろうとしています。かなりブログはご無沙汰でしたが、今年の自分の出来事をランキングしてみました。

第 1 位: 震災
自分は会社、連れ合いと息子はたまプラーザへ車で買い物に行ってる時でした。あの時の揺れてる感覚や、何とか連れ合いと連絡が取れたときの安堵感、アドレナリンを出しまくりながら 3 時間かけて歩いて帰宅したことは忘れることができません。あれから 9 ヶ月経ったわけですが、未だに原発問題、放射線問題は解決しておらず、政府は、自治体は、東電は何をやってるんだと怒りが込み上げることばかりです。けれども我々は前を向いて、自分たちが出来ることをやっていくしかないわけで、なるべく自分の子どもたち世代に影響が出ないような最善の配慮をしてやらないといけないと思っております。

第 2 位: イギリスでの生活
震災の騒ぎもおさまらない中、4 月 1 日にイギリスに赴任しました。そもそも仕事でそんなに英語を使っていたわけでもなく、海外出張も 1 年に 1 回あるかないかで、海外の人とのやり取りも必要最小限しかしていなかった自分にとって、海外での生活だなんて、それはもう不安で不安で仕方がなく、発狂するかと思う日もありました。といって体調不良になったとか、そういう症状は全くないのですが。

まあ、そんな状況を乗り越え、5 月終わりに家族を迎え、9 月からは息子がこちらの日本人幼稚園にも通い始め、やっと今頃になって家族共々イギリス生活に少し慣れたかなといったところです。いろんなことがあった分、夫婦間の衝突も多かったです。何度「じゃあ日本に帰れやっ!」と言いそうになったことか。けれども、自分がこちらで充実した私生活が送られているのは、連れ合いと息子のおかげだと思います。これからも衝突することはあると思いますが、この感謝の気持ちを忘れずに、イギリスでの生活をさらに充実したものにしたいと思っております。


第 3 位: 1 年で 6 カ国の海外旅行(イギリス含む)
実は、プライベートでは、ハワイとグアムしか行ったことがなかったのですが、この 1 年で、イギリス、スイス、マルタ、アイスランド、ハンガリー、ベルギーの 6 カ国を旅行しました(ベルギーは大晦日から)。おかげでお金が貯まりません。

それぞれいろんな思い出があって、写真も映像も沢山残しました。時差ぼけナシでヨーロッパの国を旅行できるのは、イギリス赴任サマサマですね。


第 4 位: 新しいプロジェクトへの参画
2 月に自分が参加していたプロジェクトが急展開し、そのプロジェクトで渡英する予定が、別のプロジェクトで渡英することになりました。開発環境も開発言語も全く異なるにもかかわらず、渡英前のトレーニング期間は、たった 1 ヶ月。しかもトレーニング期間中に震災が起こり、ほとんどまともなトレーニングも出来ないまま渡英し、現地スタッフの中に放り込まれて製品開発をすることになりました。

最初は分からないことだらけで、37 歳のおっさんがまるで新人のようでした。苦笑。今はさすがに開発行為にはなれましたけど。これまで Microsoft に頼りきりの製品ばかり作っていたのですが、このプロジェクトで初めて Microsoft の SDK を使わない製品の開発に携わってます。じゃあ Java ですか?って思う方もいると思いますが、Java はほんの一部で、ほとんどは、某社の Flow 言語なるもので、開発しております。


第 5 位: iPhone 紛失
あれは忘れもしない 12 月 04 日、トーマスランドに行った日に失くしました。トーマスランドにメールしたり、電話かけたり、iCloud の iPhone を探すアプリで探したりしましたが、見つからず。SB との契約は解除して持ってきたので、後に iPod touch を買いましたが、GPS やコンパスがないんですよね、iPod touch は。データも 11 月 03 日から 12 月 04 日までの写真と映像がなくなってしまい、残念で仕方がありません。しかし、逆にこの事件のおかげで、iCloud や Backup 機能が如何にすばらしいかが実感できました。


今年は本当に大変動の年でした。来年はもう少し落ち着いた年になってもいいかなと思っております。Have a happy new year!

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英国初体験いろいろ
4 月 1 日に赴任してからそろそろ 1 ヶ月になろうとしている。その間に初めて体験した事柄を書いてみる。

[Round About]
英国に降り立ったその日に車を運転して初体験。思ったより簡単だった。侵入の仕方などはほかのサイトに書いてあるのでここでは省略。ポイントは、Round About 内の車優先。これを守れば怖がらなくても大丈夫。ただ、相手が併走してきた時は注意。

[英語で進捗説明]
Agile 開発なので毎日 Stand-up Meeting で自分の進捗を説明。英語がへたっぴな自分は聞くのも話すのも必死。

[鉄道]
家探しに行くために初体験。Ticket を買おうと、自動発券機にお金を入れるが、提示された金額きっちりでないと受け付けてくれないことが判明。結局窓口で Anytime Return Ticket を購入。Basingstoke から Reading までは CrossCountry、Reading から Ealing Broadway までは First Great Western の鉄道に乗った。

[銀行口座開設]
近くの HSBC で初体験。なぜか Premium に。6 ヶ月後に資格があるかを Review され、資格がない場合は、月 25 ポンド取られる。確実に資格がないので 6 ヶ月以内にカードを変更予定。

[イケメン男子からお誘い]
駅前のモールの上りエスカレータの手すりに手を置いて乗っていると、下りエスカレータに乗っていた男性が、すれ違いざまに、俺の手を触って微笑んできた。かなり焦った。イケメンであったが、残念ながら俺はノンケ。